昔とは違い、結婚をしない選択をする男女が増えてきた昨今。
「結婚には意味がない」という男女の声を徹底的に検証してみました!
本記事では、結婚8年目の筆者nico〔ニコ〕が
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結婚する意味
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結婚の男女のデメリット
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結婚の男女のメリット
などを解説していきます。
結婚をするにせよしないにせよ、納得できる決断がしたい方は必見です!
- そもそも結婚って何?
- 「結婚は意味がない」という男女が増加中
- 結婚に意味はない?男女のデメリットを検証!
- それでも結婚する意味とは?結婚で男女が得られるメリット
- 結婚しても意味がない人はこんな人!
- 結婚に意味がないかはあなた次第!自分が納得できることが1番
そもそも結婚って何?
結婚(婚姻)とは、以下のことを言います。
1人以上の夫と1人以上の妻との間の法的,社会的に認められた結合
(引用:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
憲法では、結婚について以下のように定められています。
婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。
(引用:日本国憲法第二十四条第一項)
両性=男女ということなので、現在の日本では異性の結婚のみ認められています。
以上をふまえると、現在の日本における「結婚」とは、
法的に夫婦と認められた男女が、同等の権利のもと助け合って生活していくこと
であると定義できそうです。
「結婚は意味がない」という男女が増加中
実は、日本の未婚率は昔に比べて上昇し続けています。
(引用:国立社会保障・人口問題研究所)
1990年の50歳時未婚率は男性で5.57%、女性で4.33%であったのに対し、2015年にはそれぞれ23.37%、14.06%まで増加。
男性は約4倍、女性は約3倍の割合まで増えているのです。
一体なぜ結婚しない男女が増えているのでしょうか?
「結婚に意味はない」という女性の意見
私が結婚って意味ないって思うのは別に結婚せずともお互い好きならずっと一緒にいられるし、もしそうでないなら別れるただそれだけの事で、結婚したからって一緒にいられる保証は別にないからだ。離婚だってあるじゃん結婚には。
(引用:Twitterより)
職場にも結婚しろしろおばさんいる
仕事辞めてって言われるし家事とか名字とか結婚指輪とか家に縛られてる感じしてやだし、野性動物のままで納得してくれる男なんていない
そもそも子供嫌いだし結婚する意味ないってのをやんわり言ったら、そういう相手に出会うと女って変わるのよ~って大爆笑
つよい
(引用:Twitterより)
結婚に意味がないという女性からは、
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結婚したからといって別れない保証はない
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仕事が継続できない
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家事の負担が増える
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苗字が変わる
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子どもがいらないなら結婚する意味がない
といった意見が聞かれました。
「結婚に意味はない」という男性の意見
男性が結婚する意味って何でしょうか?
結婚は人生の墓場ですよね?
結婚したことによって独身の頃の自由に使えた自分が稼いで来たお金も全て嫁に取り上げられその中から少ないお小遣いとして渡されなぜか働いていない嫁には頭が上がらない始末で何をするにも自由が制限され、プライベートも減って親戚関係や夫婦喧嘩の面倒なトラブルもあとを尽きず、どう考えてもデメリットしか浮かびません。
(引用:Yahoo!知恵袋より)
その証拠に男は結婚しなくなってきてるでしょ?メリットとデメリット考えたら子供いない方がいいし、子供いらないなら男は結婚するメリットないもん。男1人の方が使える金も多いし気楽。結婚したら共同責任負うし。
(引用:Twitterより)
結婚に意味がないという男性からは、
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お金が自由に使えない
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プライベートの時間が減る
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結婚をしたら互いの責任を負うことになる
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子どもがいないなら結婚に意味はない
といった声が聞かれました。
結婚に意味はない?男女のデメリットを検証!
結婚に意味はないという男女の意見は本当なのでしょうか?
結婚による男女の代表的なデメリットを検証してみました!
結婚による男性のデメリット
①「お金が自由に使えない」
「結婚をすると奥さんに財布を握られる」などを理由に、お金が自由に使えないという男性は多いようです。
もちろんお小遣い制の家庭はたくさんあり、そうなれば自由に使えるお金は減るでしょう。
ですが、それは2人のルール次第でもあります。
お小遣い制が嫌なら、夫婦の財布は別にするというルールを作ることも可能です。
自由に使えるお金が減るかどうかは、夫婦の話し合い次第といえます。
②「自由な時間がなくなる」
結婚をすると家族が増えるため、必然的に家族に割く時間が増え、自分の時間は減りがちです。
ですが、これも夫婦間での調整は可能です。
自分が譲れるところ、譲れないところを話し合い、自由な時間を確保することはできます。
自由な時間が「減る」可能性は高いですが、完全に「なくなる」かは夫婦の話し合い次第といえます。
③「責任が増える」
結婚をすると、互いの生活を助け合う義務が生じます。
助け合いで象徴的なのが、「扶養義務」です。
① 直系血族及び兄弟姉妹は、互いに扶養をする義務がある。
② 家庭裁判所は、特別の事情があるときは、前項に規定する場合のほか、三親等内の親族間においても扶養の義務を負わせることができる。
(引用:民法第877条より)
扶養義務とは、配偶者や子どもなど、独立して生計を営めない3親等以内の家族を援助する義務のことです。
一般的に働けなくなるのは出産をする女性であることが多いため、男性が大きな責任を感じることが多いのは事実でしょう。
ただし、これは男性に限ったことではなく、女性も男性が働けなくなったら扶養義務が生じます。
男性も女性も、結婚すると責任が増えるといえそうです。
結婚による女性のデメリット
①「苗字を変えなきゃいけない」
2020年8月現在の日本では、夫婦別姓が認められていません。
夫婦は、婚姻の際に定めるところに従い、夫又は妻の氏を称する。
(引用:民法第750条より)
結婚したら夫婦のどちらかが苗字を変えなければないことが法律で定められており、2015年時点で、苗字を変えているのは96%が女性です(参考:厚労省)。
苗字変更では各種保険や免許証、職場の籍なども全て変更しなければならず、手続きが面倒です。
さらに、実家の戸籍からも抜けなくてはいけないという精神的な寂しさもあります。
苗字変更によって、実質的な面倒臭さと、精神的な負担が多くの女性にもたらされることは事実といえそうです。
②「家事の負担が増える」
昔の日本には「男は外で働き、女は家を守る」という価値観があり、現代にも受け継がれている部分があります。
ただし、少しずつですが日本人の意識は変わってきています。
「男女共同参画社会基本法(1999年)」で男女が平等に能力を発揮できることが推進されるなど、女性が外で働く権利が保障されてきました。
メディアでも家事分担について活発に議論され、「イクメン」といった言葉を経ながら、多くの男性が家事をするようになっています。
2008年1.2%だった男性の育休取得率は、2018年は6.2%と約5倍増加しました(参考:生命保険文化センター)。
以前低いとはいえ、「仕事を休んでも育児に参加する」という意識の男性が5倍増えたことは事実です。
現代の日本では、理解のある男性をパートナーに選ぶことで家事分担は調整できそうです。
③「仕事を辞めなきゃいけない」
女性が結婚で仕事を辞めなくてはならない理由には主に次の2つがあります。
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出産・育児で仕事にフォーカスできなくなる
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夫が妻に仕事に出てほしくない
出産は女性ならではのイベントで、多くの体力と時間を要します。
仕事にフォーカスする余裕がなく、やむを得ず退職する方も少なくありません。
また、「妻には家にいてほしい」という昔の価値観を持った男性の場合、妻の仕事を許さないこともあります。
結婚で仕事を辞めたくないという女性には、出産後も働きやすい職場と、仕事に理解のある男性が必要不可欠です。
それでも結婚する意味とは?結婚で男女が得られるメリット
男女ともにデメリットがある結婚ですが、それでも男女が結婚を選ぶ理由は何なのでしょうか?
結婚による男女のメリットを解説します!
結婚による男女共通のメリット
①税の控除が受けられる
日本で生活をするには、所得税、住民税、医療保険料、年金を払わなければなりません。
これらの額は、自分と配偶者の所得額によって割り引いてもらえることがあり、これを「配偶者控除」といいます。
籍を入れていないパートナーの場合は配偶者控除は受けられないので、控除を受けられるのは結婚ならではのメリットといえるです。
②会社の手当をもらいやすい
法的に婚姻関係を結んでいると、会社の手当を受け取りやすい場合があります。
配偶者がいるとその分広い社宅に住めたり、住宅手当が出たりすることがあるのです。
籍を入れていないカップルの場合は該当しないことが多いため、会社の手当がもらいやすいことも結婚ならではのメリットといえます。
③未婚のカップルに比べて「信用」を得やすい
現在の日本では、未婚のカップルに比べて、結婚しているカップルの信用度はまだまだ高いです。
その象徴が税の控除や会社の手当だといっても良いでしょう。
実質的に未婚のカップルより高い社会的信用を得られるのは、結婚のメリットの1つです。
④「究極のコミュニケーション」が学べる
結婚をすると、簡単には別れられなくなります。
別れるためには離婚届を提出しなければならず、時には裁判をしなければなりません。
その中で関係を維持するには、互いを理解し、許し、時には自分が変わるという多大な努力が必要です。
上司や同僚、友人に対してなら「別にいいや」と流せることも、夫婦間では向き合わなければならないのです。
決して簡単な作業ではありませんが、これを乗り越えられるということは、コミュニケーションそのものをマスターするということでもあります。
目をそらすことが許されず、かつ互いの運命がかかった夫婦のコミュニケーションは、まさに「究極」だといえるでしょう。
究極のコミュニケーションを学べるのは、結婚ならではのメリットです。
⑤大きな安心感が得られる
結婚せずに付き合うだけでも安心感は得られますが、結婚の安心感とは別格です。
なぜなら、結婚には「責任を負ってでも互いをパートナーに選んだ」という大前提があるからです。
法的に互いの未来を背負った責任感は、2人に大きな安心感をもたらします。
「ずっと一緒」という口約束にはない安心感がもたらされることも、結婚の大きなメリットです。
結婚しても意味がない人はこんな人!
①とにかく自由に生きていたい人
結婚をすると、夫婦は運命共同体になります。
互いの収入、財産、時間、趣味、価値観、あらゆることが影響し合うのが事実です。
「それは嫌だ!自分の生き方は誰にも合わせたくない!」
という人は、結婚しない方が自分らしく生きることができるでしょう。
②好き同士なら契約はいらないし、結婚のメリットにも魅力を感じない
結婚は、永遠に一緒にいられることを保証するものではありません。
お互いが合意すれば離婚することもできますし、ましてやお互いの「好き」という気持ちを保証することもできません。
「好き同士の間ずっと一緒にいられたらいいし、結婚のメリットにも魅力を感じない」
という人は、結婚をしない方が納得のいく生き方ができるでしょう。
結婚に意味がないかはあなた次第!自分が納得できることが1番
考え方や価値観によって、結婚に意味がないかどうかは変わってきます。
結婚のメリットとデメリットのどちらが大きいかを自分の考え方と照らし合わせて、納得のできる決断をしていきましょう!
本記事を通して、あなたが自分の人生を心から楽しむお手伝いができていれば幸いです。
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