日本人にとって、英語を話すハードルはかなり高いです。
「英語は読んだり聞いたりできればいいから、スピーキングはいらない」
と思っている方も多いかもしれませんが、英語学習でスピーキングを避けるのはあまりにもったいない!
なぜなら、スピーキング力は英語力全体が向上するカギになるからです!
本記事では、TOEIC925点で翻訳者でもあるnico(@from_S_S)が、スピーキングが重要な理由と、実際に効果があった勉強法をお伝えします。
英語力を上げたい方はぜひ最後まで読んでみてくださいね!
スピーキングが英語上達のカギになる2つの理由
翻訳ができればいい人、洋画や洋楽が聴き取れればいい人などは、「別にスピーキングはできなくてもいい」と思っているかもしれません。
しかし、スピーキングを制する者は英語を制す!と言っても過言ではないほど、英語力アップのためにスピーキング力はめちゃめちゃ大事です。その理由は2つあります。
1. 人は自分が再現できない音は聞き取れないから
人には自分が再現できない音は聞き取れないという脳の性質があります。
日本語には約70個の音がある一方、英語にはなんと500個以上の音が存在します。
つまり、これらの音を再現できるようにならない限り、英語のリスニングもできるようにはならないということです。
逆に、英語が流暢に話せるようになると、その分聞き取れる英語の幅も広がります。
スピーキングはリスニング上達のカギなのです。
2. 話している英語=脳内で再生している英語だから
日本語で何かを黙読している時をイメージしてみてください。
声に出していなくても、何かを読んでいる時は頭の中で音読しているはずです。
つまり、脳内で言葉を再生するスキルと、言葉を口にするスキルは連動しているのです。
英語を話すスピードが上がれば、脳内で英語を再生するスピードも上がり、ひいてはリーディングやライティングのスキルも上げられます。
英語力全体をアップさせるスピーキング勉強法3選!
それでは、 スピーキング力アップのためには何をしたらいいのでしょうか?
結論から言うと、スピーキングにはインプットとアウトプットが重要です。
- インプット:発音やイントネーション、語彙力
- アウトプット:実際に話してみること
どちらが欠けていてもスピーキングは成り立たない理由を、以下で詳しく解説します。
1. 英語の発音・イントネーション・リズムをたたき込む
発音を良くすることは、リスニング力向上以前に、相手に英語が伝わりやすくなる効果があります。
日本に長く住んでいる外国人の方は、日本語訛りの強いサムライ英語も聞き取れますが、普通はなかなか通じません。
特にサムライ英語は単語と単語がぶつ切りになるため、リズムやイントネーションを大事にする英語ネイティブには非常に伝わりづらいのです。
▼サムライ英語が伝わりづらいワケ
英語の発音・リズム・イントネーションを向上させるには、単語の発音練習やシャドーイングなどが大切です。
▼ 詳しい方法はリスニングの記事で解説しているので、ぜひご覧ください。
2. 使えるフレーズをたくさん覚える
いくら発音やイントネーションが良くても、単語やフレーズを知らなければ意味を理解できません。
語彙力を広げれば表現が広がることはもちろん、相手の話も瞬時に理解できるようになります。
語彙力を広げるには、自分が使いたいジャンルの英語を覚えていく必要があります。
仕事で使うなら、ビジネス英語満載のTOEICはかなり活躍しますし、海外の映画やドラマ、 YouTubeの動画などは日常英会話の宝庫です。
普段から様々な英語をインプットして、自然と口から出てくるように練習しましょう。
3. 英語を使いまくる
英語の発音やフレーズをインプットしたら、いよいよ英会話でアウトプット。
注意しなければいけないのは、初心者はとにかく数をこなす必要があるということです。なぜなら・・・
-
覚えたフレーズは何回も使わないとすぐ忘れるから
-
反射的に英語が出てくるまで時間がかかるから
-
自分に足りない部分をあぶり出す必要があるから
です。詳しく解説します!
1. 覚えたフレーズは何回も使わないとすぐ忘れるから
人の記憶には短期記憶と長期記憶があり、より記憶に定着するのが長期記憶です。
長期記憶に落とし込むには「実際に使ってこうなった」というエピソード記憶に変換する必要があります。
使わなければ短期記憶のまま忘れ去られてしまい、人の記憶は1日後には66%忘れ去られているという研究結果もあります。
しっかり記憶に落とし込むには、覚えたフレーズを実際に何度も使って、長期記憶に落とし込んでいきましょう。
2. 反射的に英語が出てくるまで時間がかかるから
そもそも、初心者の方は英語を口に出すこと自体大変です。
脳が英語に慣れていないので、英語を組み立てたり、覚えた英語を思い出すのに時間がかかるのです。
ですが、最初はできなかったスポーツも、正しいやり方で何度も練習すればできるようになるのと同様に、英語も正しいインプット×量稽古で脳が英語に適応していきます。
脳が変わっていくにつれて瞬発力もついていくので、最初は数勝負と思って、何度も英会話をしましょう。
3. 自分に足りない部分をあぶり出す必要があるから
覚えた英語を実際に使ってみると、いろいろな気付きが得られます。
かっこいいと思って使った英語も「この場面ではちょっと不自然だったな」と気付いたり、相手からの返答にうまく答えられなかったりするもの。
それは失敗ではなく、自分がこれから成長できる部分です。
そこから新たにインプットをして、アウトプットにつなげることで、確実にスピーキングが上達していきます。
英語を使いまくるベストな方法は?
では、実際に英語を使いまくるにはどんな方法があるのでしょうか?
大きく分けて、以下3つの方法があります。
-
英語ネイティブの友達を作る
-
英語で独り言を言いまくる
-
英会話レッスンを受ける
ただ、全てを経験した私としては、初心者に1番合っているのは英会話レッスンであり、中でもオンライン英会話がベストだと断言できます。
その理由を解説していきます!
1. 英語ネイティブの友達を作る
英語勉強法でよく言われるのが、「英語ネイティブの友達を作ろう!」というものですが、個人的にはこれができる人って限られていると思います。
海外留学している学生ならまだしも、大人が新しい友達を、しかも英語で作るなんてかなりハードル高いです。
私は27歳で英語を勉強し始めて、最初の頃は英会話カフェにも行きましたが、既にグループができている中に入っていくのはめちゃめちゃ緊張しましたし、ただでさえ英語初心者なので、頭が真っ白になりました。
オンラインコミュニティで友達を作ったりもしましたが、チャットだけだと物足りないし、かといってSkypeをするのも緊張して、初心者の英会話練習には向かなかった印象です。
2. 英語で独り言を言いまくる
一方の英語での独り言は、いつでもどこでも1人でできちゃいます。
頭の中の言葉をどんどん英語にしていくイメージです。
I need new shoes for workout. Should I go shopping tomorrow? It’s a hassle...
(新しい運動靴買わなきゃ。明日買い物行かなきゃだめかな?めんどくさいなー)
などなど。
家にいる時や外を歩いている時など、1人でぶつぶつ英語に変換すればかなり良い練習になります。
ただ、自分1人だと間違いに気付きづらいですし、会話の練習ができないので、やはり英会話レッスンは絶対に受けた方が良いです。
3. 英会話レッスンを受ける
他人との英会話を練習するなら、英会話レッスンはマストです。
今はいろいろな英会話レッスンがありますが、個人的にはオンライン英会話がベストだと思ってます。
なぜなら、ただでさえ初心者は英語にストレスを感じやすいのに、スクールだと通学のストレスもあり、簡単に行くのを止めてしまうからです。
私は両方の受講経験がありますが、完全にオンライン英会話の方が続けやすかったです。
▼なるべく簡単に英語が上達する英会話スクールを厳選しました。
私は今でもレアジョブというオンライン英会話を続けていて、受講回数は300回を超えました。
▼正直、300回受講した効果はかなり大きかったです。
スピーキングはインプットとアウトプットのサイクルで上達させよう!
日本人は英語を話す機会がないのでスピーキング苦手意識を持ちがちですが、スピーキングができるようになれば英語能力全体がアップします。
ぜひ本記事のやり方を実践して英語力をアップさせ、仕事獲得や英会話に役立ててくださいね!
メールマガジン『転妻ライフハック。』
転勤族の奥さま方を中心に、
住む場所にとらわれない生き方をしたい方を応援する
メールマガジンを発行しています。
「転勤族の妻でも働きやすい仕事をしたい」
「仕事をしてなくても自信を持ちたい」
「パートナーとの関係を良くしたい」
そんな方はぜひお気軽にご登録ください!